スタッフブログ
企業を守る、従業員を守る、家族を守る。
坪田 幸裕:2011年10月18日
先週、福井県内の会計事務所職員が集まって
企業防衛についての研修がありました。
講師というほどの役割ではありませんが
90分のお時間を頂き入所歴の浅い職員さん6人に向けて
お話しをさせていただく機会を頂きました。
参加者を3グループに分けて、それぞれテーマが分かれましたが、
私の担当したグループでは、企業防衛って何?
ということを、他の事務所の職員さんに伝えることが目的でした。
会社経営者である社長に万が一のことが起こった場合
その後会社はどうなってしまうのでしょう?
あなた(社長)の会社では、あなたがその会社のトップセールスマンではないですか?
あなたが現場からいなくなっても、これまでの売上を維持できますか?
-中小企業では、社長がいなくなると売上が減少することが多いようです-
売上が下がった状態で、これまでと同様に運転資金のやりくりや
固定費の支払いをしていけますか?
また、毎月の借入金の返済を滞りなく続けられますか?
加えて、この状態で社長(の遺族へ)の退職金もしっかり払えますか?
遺された家族や従業員さんが、その後会社を引き継いだとしても
これらの問題点が事業継続の負担になります。
このリスクに対して何かしらの対策が必要ではないでしょうか?
-これらリスクについては、金額を算定することができます-
運転資金、固定費の支払、既存の借入金に対する対策、社長への退職金
これらについては、金額で測ることができるので、
社長に万が一ことが起きた場合に、いくら必要なのかを算定し、
その必要資金額について備えておきましょうという考え方が企業防衛なのです
というお話しをさせていただきました。
関与先様には定期的にお話しさせていただいております。
監査担当者からお話しがありましたら、お時間を頂けると幸いです。